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日刊テラフォーニュース

【海外:コモロ】ロンドン五輪水泳女子コモロ代表選手、選手村から逃走・フランスへ 「帰りたくない。家族に殺される」

2013年01月15日 14時00分 日刊テラフォー

(画像:daily mailより)
インド洋に浮かぶ諸島から成るコモロ。(コモロ連合)
広大なアフリカ大陸とマダガスカルの間にあるこの国は「世界最貧国」の一つにも数えられる貧しい国だ。
そんな最貧国から昨年のロンドン五輪に女子水泳の代表として出場したアヨウバ・アリ・シハメさん。うら若きこの18歳のコモロのスポーツの英雄は今、イギリスの拘置所で「生きるか死ぬか」の運命を待っている。彼女に一体何があったのか?
実はアヨウバさん、ロンドン五輪の女子水泳、自由形100メートル準決勝への出場を逃した後、選手村から逃走。ロンドンを放浪した後にヒッチハイクで道をつなぎ、フランスの偽造パスポートを使ってフランスへ逃亡したが、最終的にはフランスの入国管理局に見つかってしまったのだ。
(画像:daily mailより)
なぜ逃走を図ったのか。
彼女は18歳にして60歳の男性に強制結婚させられる予定になっていたからだ。
「五輪が終わったら、あんた結婚してもらうからね。だから帰国したら水泳は辞めるんだね」そう、母親から告げられたという。
ロンドンへ向かうたった数日前のことだった。
強制結婚、というよりは経済的理由により、「売られる」ことになっていたのだ。
アヨウバさんによれば、彼女が五輪代表選手ということで、いわゆる「プレミア」が付き、結婚に高値が付いたのだそうだ
そんな突然の結婚を言い渡され、競技に集中できるはずもない。ロンドンに渡ってからはおろらくこんなことが頭に浮かんだに違いない。「亡命しよう」と。
しかし入管に見つかってしまい、不法入国で拘置所に収容された。
さらに彼女に追い打ちをかけるのはコモロ本国の家族からの「脅威」だ。
なんと入管に捕まって以降、彼女の兄弟と連絡が取れたのだが、「結婚から逃げて家族に恥をかかせたから殺すって言ってるよ!」と告げられたのだ。
コモロはイスラム教の影響を受ける国だ。いわゆる「名誉の殺人」で「死ぬべき」とされてしまったのだ。
アヨウバさんと彼女の弁護士は「帰国すれば生命の危機が待っている。難民として受け入れてほしい」と申請、法的手続きをすすめている。
しかしもし、難民として認定されなかった場合、収容施設から出た後の二週間以内に強制送還させられるのだ。
これは彼女にとって「生きるか死ぬか」の境目となる。
アヨウバさんは一体どうなるのか?
彼女は今、「家族に殺されるかもしれない」という恐ろしすぎる事実に直面している。
彼女にとってヨーロッパは新しい「自由の生活の地」となるか、それとも「最期、自由を見た地」となるか・・・。
【記事:猫姫】
参照元:Daily Mail
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