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日刊テラフォーニュース

【海外:インド】命を狙われる駆け落ちカップルを保護する「愛の特殊部隊」がインドで大活躍!

2012年12月03日 16時00分 日刊テラフォー

(画像:The Telegraphより)
今も昔もその国の文化、宗教、身分などが原因で起こるカップルの悲恋。象徴的な作品と言えば「ロミオとジュリエット」だろうか。
インドでは身分階層制度であるカースト制度と複数の宗教の存在からこうした若いカップルの悲恋物語が多くある。
いや、悲恋物語ではなく、最後には悲恋殺人事件となってしまうことが多くある
銀行勤務のアブドゥルさんと恋人のメーウィッシュさんはお互いに愛し合い、結婚を望んでいたが、メーウィッシュさんの家族が結婚に猛烈に反対したため、二人で駆け落ちした、というより命からがら逃げてきたのだ。
カーストによる身分違いの結婚を絶対に許さなかったメーウィッシュさんの家族が二人を殺しに来るからだ。
しかしそんな逃亡を続けるこのカップルには強い味方がいる。
その名も「Love Commandos」、愛の特殊部隊だ!
この団体はカーストや宗教に反する恋愛・結婚をしようとして親族等から様々な被害を受けているカップルを身の危険から保護する活動をしている。
基本的には、このような「名誉の殺人」を掲げるのはイスラム教であれヒンドゥ教であれ、それぞれ「原理主義者」であることが多い。肝心の聖典には「愛ゆえの結婚」を禁止するような教えはないのにも関わらず、宗教違いやカーストの違いを理由に恋愛結婚カップルを親族が殺しに行くという惨い事件が後を絶たないのだ。
この団体の代表者によれば、恋愛結婚に関連する「名誉の殺人」は1000件以上報告があるが、実際は1万件近くあるのではないかと見ているという。
先のアブドゥルさんとメーウィッシュさんであるが、つい先日、夫のアブドゥルさんは故郷の体調が思わしくない母親を心配して一旦帰宅した。しかしその際に「名誉の殺人」で襲われ、殺害された。おそらくアブドゥルさんのことを殺害する機会をずっとうかがっていたのだろう。
しかもアブドゥルさん殺害にはなんと2292ポンド(約30万円程度)の懸賞金がかけられていた。特別に利害関係がなくとも懸賞金目当てに殺人を犯す人間もいるのだ。
残されたメーウィッシュさんは二歳になった娘とともに愛の特殊部隊の保護する家でひっそりと身を隠している。
インドでは最近、こうしたインドの因習など社会問題をテーマにするトーク番組、「Satyamev Jayte」が話題になっている。
長年タブーとされてきた問題などを真っ正面から切り込んでトークを繰り広げるこの番組に、実はアブドゥルさんとメーウィッシュさんの例が取り上げられていたという。
この番組の放送がされるやいなや、名誉の殺人に対しての警察の不手際や怠慢について多くの疑惑や不満等があがったようだ。
結局、警察もこうした「名誉の殺人」などの因習を変えようとはしないし、保護にも積極的ではないのだ。
愛の特殊部隊の活動は広大なインドに広がる悪習を相手にするものであるので、それなりの危険が予測される。
相手は「発見次第殺す」が基本姿勢であるため、手強い相手だ。
しかしこうした活動により、確実に救われるカップルが必ずいる。そしてこうした「命がけの恋」で生まれた子供たちが新しいインド社会をつくっていくのだ。
時間はかかるし危険もある。しかし命をかけて愛を貫くカップルがいる限り未来はある。
【記事:猫姫】
参照元:The Telegraph
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