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日刊テラフォーニュース

【海外:コラム】山中教授に託すひとつの近未来!感謝と栄光

2012年10月11日 20時00分 日刊テラフォー

「人はすべてのことが許されている。」と語るのは、パウロたちイエスの意志を継いだ人々。新約聖書『コリント使徒への手紙』エピソードの一節である。人間には、どんな生命活動も許されていると言える。
ただし、「すべてが益になる訳ではない」という言葉が続けられる。そしてそのエピソード部の後半部には、「あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現す為にした方がよい」という言葉で締められる。
現代は、21世紀である。闇雲に宗教的な価値観を厳格に保持する必要はまったくない。しかし、ともあれ、我々のあらゆる行動には、その活動の核となる根、何らかの原則が必要となろう。特に新しい科学技術は、新しい近未来を築く原動力となる。その使い方を誤れば、近未来もあらぬ方向へと逸れて行こう。
今年のノーベル医学生理学賞受賞が決まった京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)に、多くの注目が集まっている。何よりも、彼が築いた、近未来の医療革命の地盤は、科学史に名を刻む偉大な一歩である。研究者としても、父親としても、力強い存在感を放つ同氏の姿に、同じ日本人として、惜しみない感謝を送りたい。
iPS細胞の技術は、身体部位の再生医療に役立つ、革新的な技術である。それは紛れもなく、近未来における人類の栄光そのものとなろう。そして同時に、我々はやはり、持たねばならないのだ。新しい科学技術を使う為の、倫理的な価値観を。その価値観の基準を。原則を。
【記事:G・JOEⅡ】
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