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WORK MASTERニュース

搭載の義務化を視野に - 電子海図システムにも「使いやすさ」

2012年04月20日 16時00分 WORK MASTER

古野電気株式会社は、電子海図情報表示システムの新製品2機種を開発したことを発表した。
『型式:FMD-3200(19型LCD表示器タイプ)』と『型式:FMD-3300(23.1型LCD表示器タイプ)』の両製品は、画面上に電子海図や航海情報を表示し、航海の際の操船者を支援するシステムである、電子海図情報表示システム(ECDIS:Electronic Chart Display and Information System)の最新機種として開発されたもの。
今回の製品開発は、2012年7月から2018年にかけて、国際航海に従事する500トン以上の旅客船、及び3,000トン以上のタンカー、貨物船に対し、段階的にECDISの搭載が義務化されることを受けたもので、従来の機種に対する顧客要望をもとにしての、「使いやすさ」にこだわった各種仕様も採用されている。
なお、同製品については、東京ビッグサイトで開催される国際海事展「SEAJAPAN2012」に、国内で初めて出展される予定にもなっている。
ちなみに、海上保安庁海洋情報部では、1994年から、2000年11月に国際水路機関(IHO)によって規定された「IHOデジタル水路データ転送基準」のフォーマット基準に基づいて作製された航海用電子海図 (ENC:Electronic Navigational Chart)を作製しており、各国水路機関の間のデジタルデータの交換や製造業者、ユーザへのデータの配布に使用される基準となっている。
天気予報の精度向上の名目で、スーパーコンピュータが気象予測作業を担う結果、“空を見る”気象予報士は、少数派となったのかもしれない。漁業においては、魚群探知機に目を凝らし、莫大な設備投資に走るケースも増えているようだ。デジタル技術の進歩が人間本来の能力の退化を、世界標準への参加が地域特性の平準化を促す現代には、技術のさらなる改善と同時に、“海をみる”航海士の育成も欠かせないのではないだろうか。
▼外部リンク
古野電気株式会社
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