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日刊テラフォーニュース

2手先を読む!錦織圭選手が80年ぶりテニス全豪8強!

2012年01月24日 19時00分 日刊テラフォー

●G・JoeⅡはかく語りき

1996年26歳の青年が、日本の文化史に大きな記録を残すこととなる。その名も羽生善治。将棋という盤上論理ゲームにおいて、竜王・名人・棋聖・棋王・王位・王将・王座の偉大な7タイトルを独占し、名実共に将棋界のトップに君臨した。
居飛車、振り飛車、相振り飛車など多彩な戦術性を持ち合わせているのは元より、彼において最も優れていると言われるのは予見能力。文字通り1手先2手先を読み通す力があり、実際には1手打つごとに1000パターンの攻守を考えているとか。
昨年10月にはフランス・ロワール地方の古城でチェスの仏チャンピオン、 マキシム・バシエ・ラグラーブ(21)と対戦し、畑違いのゲームにも関わらずチェス王者に「引き分け」。研ぎ澄まされた予見能力は41歳にしてもいよいよ健在だ。――と、そんな彼がこんな名言を語っている。
「特に将棋に似ているスポーツがあるとすれば、テニスだろう」

さて、ここにまた日本人から素晴らしい世界的スポーツ選手が誕生しつつある。オーストラリアの地元紙「エージ」が「ザ・ライジング・サン」という見出しを付けたのが、テニスの全豪オープン男子シングルスで、見事に8強入りを果たした錦織圭選手(23)。
全豪で日本男子がベスト8入りしたのは、佐藤次郎、布井良助以来80年ぶり、4大大会での日本男子のベスト8入りは師匠である松岡修造以来17年ぶりの偉業である。
アジア選手として4大大会初の優勝を成し遂げたのは李娜(中国)選手だが、基本的にアジアはテニスというスポーツにあまり頓着がなく、人気もそれほどではない。
しかしよくよく錦織選手の試合を見て鑑みれば、確かに羽生二冠の言う通りテニスは「2手先を読む」スポーツそのもの。体格に差こそあれ、緻密な論理面ではむしろ優勢な日本人なのかもしれない。
昨年の女子サッカーチーム、なでしこジャパンに引き続き、日本人の明るく清々しく、わくわくして勇気を貰うスポーツの活躍が続いている。
【記事:G・JOEⅡ】