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日刊テラフォーニュース

仮想現実探索記-生肉文化に明日はあるのか-

2011年07月05日 13時00分 日刊テラフォー

Togetterにて「レバ刺しとお魚のお刺身の違い」のまとめに注目が集まっている。度重なるゆっけ、レバ刺しなどの食中毒事件を受けて、レバ刺し・生肉愛好家であるタケルンバ卿のツイートから、始まっている。
タケルンバ卿のツイートでは、「生肉による被害に続き、魚の刺身で何か問題が起きようものなら、魚の刺身が市場から追い出されることになるのではないか」という危惧が提示された。
これに対して、「レバ刺しは食べない方が良い」というツイートが呟かれた。また、「自己責任というのは食べて死んでも自己責任という意味だ」というツイートもあった。
MITUDON氏はツイートしている。「そもそも、レバ刺しとは危険な食べ物なのである。安全なレバ刺しを食べたいと感じるのであれば、危険を排除したレバ刺しを正当に評価しなければいけない。そうした評価がなされていない現状では、レバ刺しから危険を排除するコストをかけることが出来ないのである」と。
MITUDON氏に対して、DocSeri氏は「魚で生肉を食すことが出来るのに、何故、生肉ではそれが出来ないのだろうか」という疑問を投げかけている。
このツイートに対しては、miumi氏が「魚の食中毒の原因となる腸炎ビブリオは10万個以上を一度に口にすれば発症する。一方、肉の食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌の発症菌数は50~100個程度であると推定されている。この違いは大きい」と、答えていた。
更にtukineko94078氏が補足する。「腸炎ビブリオやクドアなどの食中毒は致命的な中毒にはならないのだが、腸管出血性大腸菌はそれに至るという。レバー内部全体に胆管が走っている。食中毒菌はレバーの胆管に満たされる胆汁の中にも含まれており、レバーの中心部までしっかり火を通さなければ安心することは出来ない」とのことだ。
miumi氏とtukineko94078氏のやりとりが始まり、miumi氏が「ガンマ線照射が有効」と主張し、tukineko94078氏は「非常に有効だが日本人の放射線アレルギーを考えると導入は難しい」と意見している。続けて、tukineko94078氏は「消費者も飲食店の営業者も危機感に欠けている」と問題を提起する。miumi氏は「人を縛り付けるルールは少ない方が良い」という諫める意見が返された。miumi氏は「今年は食中毒の報告件数はあまり増えないだろうが報道は増えるはず。これをもって「増加傾向にある」という言説が生まれないように気をつける必要がある」としていた。
今回のTwitterでの議論の発端となったタケルンバ卿は「自分は生肉規制されても食べることが出来る。問題は非マニアの一般層が食べられなくなることだろう」と言った。これに対してmiumi氏は「自称マニアが啓発しないのがおかしい。代弁者を気取る割りには無責任なのではないか」と辛辣な意見をツイートしていた。
生レバ刺しを食べるのは昔から危険と言われてきた。それでも生牡蠣のように、食べる人は後を絶たない。食べるリスクをきちんと理解しているのだろうか。「死んでも良いから食べたい」という覚悟が必要な食品なのだと、自覚する必要があるのだ。

(ライター/元弥きと)
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